Web拍手

web拍手、メルフォのお返事はこちらです。
いつもありがとう!

 

はじめに

 

相互リンクありがとう

相互リンク先のサイトです。
すてきな小説を書かれているので
是非そちらにも訪問してみてくださいな。

  • ドラクエ+α
  •  

    blogpet


     

    Comments

     

    Trackback

     

    Mail

     

    BBS

    BBS変えました。前のはこちらです。

     

    語り手

    ローレシアの王子 カイ (31)
    サマルトリアの王子 ナオ (33)
    ムーンブルクの王女 ユキ (26)
    未分類 (2)

     

    記事(上に行くほど新)

    ナオ65.放浪の果てに。
    ユキ64.月のかけら。
    ナオ63.テパの朝。
    カイ62.山奥の街へ。
    ユキ61.雨露の糸。
    ナオ60.いらっしゃいませぇ。
    カイ59.コスプレ男。
    ユキ58.一番星になって
    ナオ57.何してたの?って聞いてみた。
    ユキ56.魔道士の杖。
    カイ55.強すぎる。
    ナオ54.祈りの指輪。
    ユキ53.専用の。
    カイ52.怪しい老人。
    ナオ51.逃げ出してしまったんだ。
    カイ50.ヤミ。
    ユキ49.ペルポイでお買い物。
    ナオ48.世界樹。
    カイ47.抜けない。
    ユキ46.ちんどんやになりました。
    ナオ45.怪しい神父。
    カイ44.複雑。(50expressions-16)
    ユキ43.タシスンの犬。
    ナオ42.強い者が好きだ。
    カイ41.時事ネタも書きます。(パラレル)
    ナオ40.地図を広げて。
    カイ39.ぱぷぺぽ係、初仕事。
    ユキ38.どうして(50expressions-23)
    カイ37.まいったな(50expressions-29)
    ナオ36.任命。
    ユキ35.取引。
    カイ34.竜王の城にて。
    カイ33.お隠れになりました。
    ナオ32.ラダトームの城では。
    カイ31.ゆらゆら。
    ナオ30.無理してない?
    ユキ29.北へ行こうらんららん。
    カイ28.ドラゴンの角。
    ナオ27.砂漠を越えて。
    ユキ26.遠回りの理由。
    カイ25.内緒話。
    ユキ24.次の目的地はどこ?
    ナオ23.風の吹く塔。
    カイ22.呪文かぁ。
    ナオ21.サマルトリア魔法フェスタ。(パラレル)
    ナオ20.だってぎゅーだよ。
    カイ19.王女の威厳。
    ユキ18.ありがとう。
    ナオ17.ぼくがやらなきゃ。
    カイ16.調子が狂う。
    ナオ15.もっと強く。
    カイ14.ラーのかがみ?
    ナオ13.認めたくないけど。
    カイ12.何を見たとしても。
    ユキ11.きみ、ひとりなの?
    ナオ10.かわいいなぁ。
    カイ9.ムーンペタへ。
    ナオ8.ローラの門を通るぞ。
    ユキ7.兵士との出会い。
    ナオ6.銀のカギの洞窟。
    ユキ5.ここはどこだろう。
    ナオ4.いやーさがしましたよ。
    カイ3.ったく、どこほっつき歩いてるんだあのアホは。
    ナオ2.夜逃げのように出発。
    ユキ1.ムーンブルク陥落。

     

    素材をお借りしました

    • タラタラツクリ
    • REAL TIME
    • あずきフォント

     

    参加同盟・DQ関連リンク

     

    検索

    ブログでレベルアップ

    命は明日枯れるかもしれないと思えば 今という瞬間の重みを知るだろう
    ラーのかがみ
    ムーンブルクの王女 ユキ
    56.魔道士の杖。

    まだ外は薄暗い。珍しく早く起きてしまったので散歩をすることにした。

    外に出ると城の裏庭にカイがいた。
    どうやら魔法の練習をしているらしい。
    今まで気付かない振りをしていたけれど、よくがんばるわ。
    あの向上心、わたしも見習わなきゃ。

    二度寝する気分でもなかったから話し掛けてみた。

    「うまくいってる?」
    「いや、それがなかなか、って、ええええ!おま、お前っ、なんでここにっ」
    「えーと、こっそり練習してたのはけっこう前から気付いてたんだけど」
    え、と青ざめるカイ。
    まさか本気で見られているのに気付いていなかったのでは。
    「…気付かなかった?」
    「……ああ」

    「そう言うお前は何しに来たんだ?」
    「わたし?素振り」
    「は?素振り?何を素振りする気だ?」
    「これ」
    昨日手に入れたいかずちの杖を見せる。
    「ちょっと貸してみろ」
    そう言うと杖を手に持ちぶんぶん振るカイ。
    「お、これ、けっこう頭が重いから打撃にも使えるな」
    「そうなのよ、そう思って素振りを」
    魔法使いは魔法を封じられるとほぼ無力になる。
    でもこの杖があれば微力ながら役に立つかもしれない。

    「わたしのことは気にしないでいつもの練習してていいわよ」
    「いや、いい…」
    やっぱり魔法が使えないことは彼にとって少なからぬコンプレックスなのかもしれない。
    心なしか背中が淋しげに見える。
    そうだ!

    「カイ、これあげるわ」
    「ん?」
    昨日まで使っていた魔道士の杖を手渡す。
    「前買ってもらった杖なんだけど、ほら、わたしにはこれがあるから」
    新品の杖をくるくる回してみせる。
    「そうか。じゃ、これ売って夕飯はちょっと豪華にするか」
    「売ってもいいけど、使ってみたら?」
    「使う?」

    もう一度杖を返してもらい、今度はカイにも見えるように
    杖の持ち手のところを見せる。
    「えーと、ここ、持つところの親指のあたりにボタンがあるでしょ?」
    「ん?ボタン?あ、あった」
    杖をカイに再び渡す。
    「あそこにいる大なめくじに杖を向けて、そのボタンを押してみて」
    「こうか?」

    ぶわっ

    カイの持つ杖から炎が出て、目の前の大なめくじを焼き尽くした。

    「どう?」
    「…すげえ」
    黒焦げの大なめくじと手元の杖を見比べて感動に浸っている。
    「俺…魔法使いみたい…うわあ」
    「何か適当な呪文言いながらボタン押すとそれなりに見えるわよ」
    「そうか!それはかっこいいな!この炎の呪文は何だ?」
    「えーと、多分ギラ」
    別にえいっ、でもやあっ、でも発動すると思うけど。

    ぎらっ!とか言いながらぶわぶわと炎を出して喜んでいるカイが何とも微笑ましい。
    何故彼が魔法を詠唱するとひらがなに聞こえるのだろう。

    「なあなあ、そっちの杖は?これにもボタンあるのか?」
    「あるわよ。まだ試してないけど」
    「試してみないか?…実戦でも役に立つかもしれないし」
    付け足しのような理由が何とも言えない。
    「じゃああのスライムの大群に打ってみようかしら」

    ぴしーん

    杖から雷が出てスライムを直撃した。
    さっきの炎より威力が強いような気がする。

    「ユキ、それさあ、ボタン押してからちょっと横に動かしたらどうだ」
    「横?」
    とりあえず言われたとおりにやってみると
    稲妻が横に走り、スライム数匹に命中した。
    「わあ、これ、すごいかも」
    「なぎ払うように使うといいのかもしれないな」
    こんな感じ、とカイが杖を振る。なるほど。

    それから30分くらいの間、わたしたちは
    杖から炎を出したり雷を出したりして遊んだ。
    周りを見るとすっかり明るくなっていた。
    「そろそろ朝飯の時間だし戻るか」
    「そうね」
    そう言えばお腹が空いてきた。
    ナオも起きているかもしれない。そろそろ宿に戻ろう。
    □  by BlogPetのユキ

    きょうユキが命中したかった。

    | URL | #- [ 編集 ]
    □  by まっきー

    こんばんわ、お誘いいただき・・・
    と来てみました
    カイ君、まだ練習してたんですね

    まさか魔法の杖にボタンという設定でくるとは予想GUYでした
    それではまた寄らせてもらいますね

    ばたんきゅー寸前なので何書いてるか自分でもよく分かりませんが・・
    ではでは

    | URL | #BFJTYZbE [ 編集 ]
    □  by もっち

    まっきーさんコメントありがとう!
    そう、彼まだこっそり練習してたんですよ。ばればれですが。

    わたしの脳内ではすべてのアイテム使用可能装備には
    どっかにボタンが付いていることになっています。

    ばたんきゅー寸前なのに来てくれてありがとう!

    | URL | #vJ15/QMc [ 編集 ]
    □  by BlogPetのユキ

    振りを実戦しなかった?

    | URL | #- [ 編集 ]
    □  by BlogPetのユキ

    ちので重いから無力とかを

    ぴすればよかった?

    | URL | #- [ 編集 ]
    □  by BlogPetのユキ

    ユキがボタンを押すんだね♪

    | URL | #- [ 編集 ]
    □  by BlogPetのユキ

    ちので親指とかをギラされたみたい…



    | URL | #- [ 編集 ]
    □  by BlogPetのユキ

    もっちがボタンを押すのかー♪

    | URL | #- [ 編集 ]
    □  by BlogPetのユキ

    ネットで広いこうさぎとか、広いこうさぎとかをBLOGされたかもー



    | URL | #- [ 編集 ]
    □  by BlogPetのユキ

    ちので適当とか強いボタンや、珍しくお腹とか出ると
    ユキたちが、裏庭としらとか、すごいかも
    杖など聞こえるのだろう
    ユキが、しか背中などを詠唱するみたい。



    | URL | #- [ 編集 ]
    管理者にだけ表示を許可する
    Top
    http://dq2.blog14.fc2.com/tb.php/63-7df1b50c
    <<57.何してたの?って聞いてみた。 | HOME | 55.強すぎる。>>
    copyright © 2005 もっち all rights reserved.

    Template By innerlife02

    RSS1.0 ,